Designer : Miu Ando
Model : Maya Asahi
執着や愛着の矛先は、私にとって“容姿”に向いている。スカートはあえて、均一で隙のない精度に整え、理想に近づこうとする意志を形にした。対してシャツは、袖に生地を滞留させ、崩し、前後を反転させて纏うことで、整えきれないリアルな自分を残している。
完璧に整えたい気持ちと、そのままでも自分だと肯定したい気持ち。その矛盾ごと抱え込むことが、私にとっての容姿への執着であり愛着。削ぎ落とさず持ち続けることで、静かに積み重なっていく、私自身の遺産を表現した。